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パンデミック対策組織がなぜ必要か
―― パンデミックファンドの創設を

アンドリュー・C・ハインリッヒ  米上院外交委員会 特別プロジェクト担当ディレクター サード・B・オマー  イェール大学 グローバルヘルス研究所ディレクター

The World Isn’t Ready for the Next Outbreak The Case for a Pandemic Trust Fund

Andrew C. Heinrich 米上院外交委員会特別プロジェクト担当ディレクター Saad B. Omer イェール大学グローバルヘルス研究所ディレクター

2021年11月号掲載論文

パンデミックは今後ますます頻繁に起きるようになるかもしれない。国際的な旅行や商取引がパンデミック以前の水準に戻れば、感染が拡大するリスクは高くなる。さらに、気候変動を引き起こしている主要な要因である森林破壊が、いわゆる人獣共通感染症の多くと密接に関係していることはすでに明らかにされている。次のアウトブレイクに備え、それに対抗していくことを明確な目的とする恒久的制度・機構を考案し、維持していくべきだ。途上国に支援を迅速に提供し、最先端の研究を促し、人命を救える医薬品生産を加速できるようにしなければならない。そうしない限り、国際社会はさらに壊滅的な被害をもたらす危険のある次のパンデミックに無防備なまま直面することになる。

  • パンデミックの教訓
  • 気候変動と人畜共通感染症
  • グローバルファンドの設立を
  • 新しい警告システム
  • 今行動のとき

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