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農村地帯で続く小さなアウトブレイク
―― コロナ危機が長期化する理由

タラ・C・スミス  ケント州立大学教授(疫学)

A Vaccine Won’t End the Pandemic in Rural Area
COVID-19 Could Linger for Years- Just as Influenza Did a Century Ago

Tara C. Smith オハイオ州のケント州立大学教授(疫学)。専門は人畜共通感染症。

2021年1月号掲載論文

都市部で猛威を振るったコロナウイルスは、いまや多くの農村コミュニティを襲っている。全米で感染ケースが増えているが、一人当たりの感染率がもっとも高いのは農村部や小さな町であることが多い。農村部での感染状況は当面は悪化し続けると考えられる。地方の病院は設備も十分ではないし、ファイザーのワクチンのように保存に特殊な設備が必要なワクチンを管理していくのは難しい。1世紀前のインフルエンザがそうだったように、都市がコロナウイルス感染の拡大を制御できるようになっても、農村部では2021年あるいはより長期的にウイルスへの感染は拡大し続けるかもしれない。

  • 農村と小さな町での蔓延
  • マスクを着用しない人々
  • インフルエンザとコロナウイルス

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