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グローバル化の衝突
Clash of Globalization
2002年8月号掲載論文
われわれが暮らしているのは、脆弱な統治制度と未発達の市民社会という欠陥を持つグローバル社会と、国家間の格差が大きく、破綻国家を内包する国際社会が重なりあう世界だ。統治制度も成熟した市民社会も持たないグローバル化は、平和ではなく、紛争と反発の種をまき散らし、生活の基盤を奪われた人々は、報復とテロ攻撃のなかに自尊心を見いだしている。テロリズムが、国家間関係とグローバル社会を結びつける血なまぐさい絆の役目を果たしているこの世界を、どうすればより住みやすくできるのだろうか。
- 流動化する秩序
- 文明の衝突、それとも「歴史の終焉」?
- 理論では説明できない現実
- 三つの領域でのグローバル化
- グローバル化が引き起こす問題
- グローバル社会の夜明けは?
- グローバル化とテロリズム
- アメリカの覇権と世界秩序
- 前門の虎、後門の狼
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