経済停滞が引きずり出した民衆の怒り
―― 暴走するラテンアメリカ
Why Latin America Was Primed to Explode Economic Malaise, More Than Foreign Meddling, Explains the Outpouring of Rage
2019年12月号掲載論文
ベネズエラやキューバの介入がラテンアメリカで多発するデモや暴動のきっかけをつくりだしたかどうかはともかく、この地域の民衆の怒りが暴走しかねない状態にあったのは事実だ。21世紀初頭の原材料バブルがはじけて以降、ラテンアメリカは長期に及ぶ停滞のなかにある。賃金が停滞し、生活コストが高騰するなか、格差や政治腐敗が作り出す問題に民衆が耐えるのはもはや限界に達していた。アジェンダを絞り込んで積極的対策をとる必要がある。消極的姿勢では、低成長、民主主義への信頼の失墜、ポピュリストの台頭という悪循環をさらに大きくするだけだ。
- 暴動と陰謀論
- 絶望的な現実
- 悪循環の脅威
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