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個人独裁国家と核の脅威
―― 新しい抑止概念の構築を

スコット・セーガン スタンフォード大学教授

Armed and Dangerous
When Dictators Get the Bomb

Scott D. Sagan スタンフォード大学フリーマン・スポグリ研究所教授(政治学)

2018年12月号掲載論文

核を保有するか、獲得するかもしれない個人独裁国家が台頭している。事実、北朝鮮による核のブレイクスルーによって、現在の世界は、その行動を予見も牽制もできない個人独裁者が数百万の人々の運命を握っている。ワシントンは長期的な軍備管理にコミットしつつも、一方で、保有する核、その核ドクトリンを個人独裁国家の核武装という課題に適応できるように見直す必要がある。こうした個人独裁者の行動をうまく抑止し、必要なら、相手と「効果的かつ倫理的に」戦い、打倒できるような小型核を中心とする、個人独裁者をターゲットとする抑止戦略を準備する必要がある。

  • 個人独裁国による核の脅威
  • 核開発の成功モデル
  • なぜ独裁者は誤算を犯すのか
  • 個人独裁国家に対する抑止
  • 小型核の必要性
  • ありのままの世界

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