Nicole S Glass / Shutterstock.com

トランプを台頭させた 白人有権者の文化的恐れ
―― グローバル化に対する反動という虚構

チャールズ・ケニー グローバル開発センター  シニアフェロー

The Bogus Backlash to Globalization
Resentful Nativists Oppose Free Trade and Immigration – Don’t Appease Them

Charles Kenny グローバル開発センター シニアフェロー

2018年12月号掲載論文

貿易と移民に対する反発がトランプの台頭を支えたと考えるのは間違っているし、当然、「グローバル化に対する反動」という虚構に配慮するのも間違っている。それどころか、ギャラップ社の世論調査結果は、かつてなく多くのアメリカ人が貿易と移民の流れは経済的な恩恵をもたらすと考えていることを示している。一方で、高齢の白人有権者の割合が高い地域でトランプへの支持率が高いことに目を向けるべきだろう。問題は、(人やモノの)グローバル化を、白人の少数派が「文化的な脅威」とみなしていることにある。国際主義者たちは彼らの立場に歩み寄るのではなく、むしろ闘いを挑む必要がある。

  • ナショナリストの反動
  • 取り残された人々?
  • 歩み寄るべきではない理由
  • 白人の文化的な恐れ
  • 何が白人層をトランプ支持へ向かわせたか

この論文はSubscribers’ Onlyです。


フォーリン・アフェアーズリポート定期購読会員の方のみご覧いただけます。
会員の方は上記からログインしてください。 まだ会員でない方および購読期間が切れて3ヶ月以上経った方はこちらから購読をお申込みください。会員の方で購読期間が切れている方はこちらからご更新をお願いいたします。

なお、Subscribers' Onlyの論文は、クレジットカード決済後にご覧いただけます。リアルタイムでパスワードが発行されますので、論文データベースを直ちに閲覧いただけます。また、同一のアカウントで同時に複数の端末で閲覧することはできません。別の端末からログインがあった場合は、先にログインしていた端末では自動的にログアウトされます。

(C) Copyright 2018 by the Council on Foreign Relations, Inc., and Foreign Affairs, Japan

Page Top