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トランプ・ドクトリン
―― 対イラン経済制裁への参加がなぜ必要か

マイク・R・ポンペオ 米国務長官

Confronting Iran
The Trump Administration’s Strategy

Michael R. Pompeo
第70代米国務長官。米下院議員、米中央情報局(CIA)長官を経て、現職。

2018年11月号掲載論文

トランプ大統領が引き継いだのは、第一次世界大戦や第二次世界大戦前夜、あるいは冷戦のピーク時に匹敵する危険な世界だ。しかし、先ず北朝鮮に、そして現在はイランに対して大統領がみせている破壊的なまでの大胆さは、明確で強い信念と、核不拡散と強力な同盟関係を重視する姿勢を組み合わせれば、いかに多くのことを成し遂げられるかを示している。・・・率直な態度は交渉を妨げるという、古臭い思い込みにとらわれている人々も、ターゲットを絞り込んだレトリック、現実的な圧力行使策が、アウトロー国家を変化させ、現在も変化させつつあることを認めるべきだ。・・・われわれは、(イランとの)戦争は望んでない。しかし事態をエスカレートさせれば、イランの敗北に終わることを、われわれは明白にしておく必要がある。

  • トランプのアウトロー国家対策
  • 外交交渉の目的
  • イランの脅威
  • 民衆の高まる不満
  • イラン民衆との連帯
  • 道徳的明快さ

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