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難民危機と非感染性疾患
―― 受入国が難民の健康管理を助けるべき理由

ジュード・アラワ イェール大学学生

The Hidden Refugee Health Crisis: How Non-Communicable Diseases Harm the Displaced

Jude Alawa シリアのダマスカスからマイアミに移住し、現在はイェール大学の学生。将来は医学と国際関係が重なる分野を研究することを希望している。

2018年1月号掲載論文

シリア難民を含む中東難民の多くは、食糧やシェルター、そして雇用の確保などの切実な必要性を優先し、緊急に対処が必要ではないように思える非感染性疾患のケアを後回しにする傾向がある。だが疾患が悪化すれば、そうした必要性の高い優先事項の実現に向けて積極的に取り組むのさえ難しくなる。難民は健康なら、現地で労働者が不足しているセクターで仕事に就き、消費にまわせる十分な収入を得て、新しいコミュニティに貢献できる。しかも、貧困と病気に陥るのを避けられれば、過激思想に被られたり、暴力路線をとるようになったりする危険も低下する。

  • 難民と病気
  • さらなる重圧
  • 難民の健康を重視すべき理由

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