次期米大統領のための新国防戦略
―― 形骸化した軍事的優位を
再確立するには
Preserving Primacy
2016年9月号掲載論文
西太平洋、湾岸地域、ヨーロッパというアメリカが重要な利益をもつ地域で支配的な力をもつ覇権国が登場するのを阻止するというアメリカの戦略目的は今も変化していない。だが、これらの地域には中国、イラン、ロシアというリビジョニスト国家が存在するために、地域的覇権国出現の阻止、グローバルコモンズの擁護という二つの課題をクリアーしていくのは容易ではない。リビジョニスト国家は、長距離精密誘導兵器、対衛星兵器システム、サイバー兵器などを利用して接近阻止・領域拒否(A2/AD)能力を高め、すでにアメリカの優位を脅かしているからだ。グローバルコモンズも同様だ。海や空、宇宙空間だけでなく、サイバー空間も経済戦争やテロの舞台へと変化し、海中・海底の経済インフラが攻撃ターゲットにされるのも時間の問題だろう。
- 三つの中枢地域と脅威
- 戦略目的と国防予算レベルのギャップ
- 脅威を見極め、戦略を描く
- なぜ軍事的優位が脅かされているか
- 新しい核時代
- 必要性と能力のギャップ
- 困難な選択
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