2016年の世界とアメリカ

ジェームズ・リンゼー
米外交問題評議会研究部長

World Outlook for 2016

James M. Lindsay 米外交問題評議会研究部長(副会長)。専門は国際安全保障。アメリカの外交、国防政策。国内政治と外交政策など。国家安全保障会議ディレクター(グローバル・イッシュー担当)、ブルッキングス研究所副研究部長を経て現職。

2016年2月号掲載論文

2015年に世界の指導者たちが直面し、対応に苦慮した問題の多くが2016年も続くだろう。中東は大きな混乱のなかにあり、難民流入を含むさまざまな問題に直面するヨーロッパは(地域統合という)目的を見失っている。テロの脅威への認識も高まっている。アジアでは(中国が主張する南シナ海の領有権をめぐって)緊張が続いている。さらに中国の経済成長のスローダウンが次第に世界経済に余波を及ぼしつつある。こうした国際環境のなかで、アメリカでは騒々しい大統領選挙キャンペーンが展開されていく。ロシアはシリアに介入しただけでなく、ヨーロッパの分断線につけ込んでいる。イランについては、核合意でカバーされていない議論のある問題をめぐってどうテヘランに対処していくかが問われることになる。・・・

  • 難民の急増とイスラム国
  • 米地上軍の投入?
  • ロシア、イランとの関係

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