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青い惑星の水不足
―― 高まる水資源需要にいかに応えるか

韓昇洙 国連「水と衛生に関する諮問委員会」委員

Blue Planet, Thirsty World ―― How to Meet Rising Water Demands

Han Seung-soo 元韓国国務総理。「ザイード・フューチャー・エネルギー賞」審査員副委員長。国連「水と災害リスク減少」事務総長特使。国連「水と衛生に関する諮問委員会」委員など。大学での教職を経て、1988年に政界入りし、その後、商工部長官、駐米大使、外交通商部長官などを歴任した。

2016年1月号掲載論文

水の惑星と言われる地球だが、人類が実際に摂取できる水の量は、地球上の水資源のわずか1%。現状でも、世界の8億人近くの人々が、クリーンな飲料水へのアクセスをもたず、国連の世界水資源開発報告書は、水資源需要が現在のペースで増え続ければ、2030年には需要が供給を40%上回ることになると予測している。このシナリオが現実と化せば、10億人以上の人々が水資源不足だけでなく、多くの国が(農業用水の不足による)食料不足や生活レベルの低下に苦しむことになる。十分な飲料水資源を人類に供給するには、既存の資源をいかに管理していくかが重要だ。幸い、三つのイノベーションが未来を切り開きつつある。・・・

  • 枯渇する地球の飲料水資源
  • 三つのイノベーション
  • 水とエネルギーの争奪戦

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