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CFR Interview
メルケルの勝利はヨーロッパにとって何を意味するか

チャールズ・クプチャン
米外交問題評議会シニア・フェロー

Merkel, Europe, and German Continuity

Charles A. Kupchan ジョージタウン大学教授で、米外交問題評議会シニア・フェロー。1993―94年に米国家安全保障会議のヨーロッパ担当ディレクターを務めた。専門は国際関係論、米欧関係、アメリカ外交など。

2013年9月号掲載論文

ドイツ総選挙の結果は、「中道左派と右派がより中道へと収斂する一方で、欧州統合に懐疑的な小政党が台頭するというヨーロッパの全般的政治的トレンド」を覆したとみなせる。ユーロ周辺国の救済を明確に拒絶する「ドイツのための選択肢」は、議席確保に必要な得票の5%さえ得られなかった。他のポピュリスト、反移民、反EUの立場をとる政党もドイツではそれほど支持を得ていない。メルケル率いるドイツの新連立政権は今後もEU志向を維持していくことになるだろう。但し、南ヨーロッパへの緊縮路線を求める路線を見直していくとは考えにくいし、シリア、イランその他の地政学的な課題をめぐって積極的に動くとも考えにくい。・・・

  • ドイツの選挙結果とEU

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