NickolayV/istock.com

CFR Interview
限定的攻撃ではなく、アサド政権の打倒を
―― ペンタゴンによる反体制派の支援強化を

フレデリック・ホフ
前米政府シリア問題担当特別顧問
大西洋カウンシル中東研究センター シニアフェロー

How to Weaken the Assad Regime

2013年9月号掲載論文

サリンガス(化学兵器)の使用によって、すでに1400人近くが犠牲になっていると考えられる。さらに、空爆やスカッドミサイルその他の通常兵器による攻撃で、数万のシリア人が犠牲になっている。この状況ゆえに、国内避難民のほぼ2倍にあたる200万人近くのシリア人が難民として外国に流出している。これはシリアにとって、そして近隣諸国にとって壊滅的な事態だ。米政府は、化学兵器使用に対するペナルティとしての限定的攻撃ではなく、アサド政権を倒し、人々の立場を広く代弁できる内包的で、可能な限り宗派色のない新しい政権に置き換えることを目的とする戦略へと切り替える必要がある。そのためにも、近隣諸国における軍事訓練を含む反体制派の支援を強化し、この任務をCIAではなく、ペンタゴンに委ねるべきだろう。

  • もっと踏み込んだ戦略目標を
  • アサド政権を倒すために
  • イランにとってのアサドの価値とは
  • 米地上軍の介入はベトナムの二の舞になる

この論文はSubscribers’ Onlyです。


フォーリン・アフェアーズリポート定期購読会員の方のみご覧いただけます。
会員の方は上記からログインしてください。 まだ会員でない方および購読期間が切れて3ヶ月以上経った方はこちらから購読をお申込みください。会員の方で購読期間が切れている方はこちらからご更新をお願いいたします。

なお、Subscribers' Onlyの論文は、クレジットカード決済後にご覧いただけます。リアルタイムでパスワードが発行されますので、論文データベースを直ちに閲覧いただけます。また、同一のアカウントで同時に複数の端末で閲覧することはできません。別の端末からログインがあった場合は、先にログインしていた端末では自動的にログアウトされます。

(C) Copyright 2013 by the Council on Foreign Relations, Inc.,and Foreign Affairs, Japan

Page Top