CFR Meeting
習近平の中国にどう対応すべきか
China’s Leadership Transition
2013年4月号掲載論文
中国側の言葉、主張、行動を前に、近隣諸国はまとまりつつある。中国の優位をある程度受け入れつつあるかにみえる韓国はこのグループに入っていないが、(日本、フィリピン、インド、ベトナムを含む)他の近隣諸国は、明確に中国の覇権を拒絶し、連帯を組織しつつある。(E・ラトワック)
現指導層が進めている反政治腐敗キャンペーンは、共産党を再生させることが目的だと私はみている。つまり、政治改革を進めるつもりはなく、党を再生するための党内民主化を図っているにすぎない。(E・エコノミー)
中国のリベラル派は習近平のことを新たな鄧小平とみなし、保守派は新たな毛沢東とみている。外国の専門家のなかには、彼のことを中国のゴルバチョフになると予測する者もいる。だが、私の予測は、彼が中国の蒋経国、(つまり、民主化に踏み切る指導者)になることだ。(チェン・リ)
- 地域的対中対抗バランスの形成
- 共産党は分裂する?
- 習近平は共産党を強化する
- アジア重視路線と米中冷戦の間
- 大気汚染問題
<地域的対中対抗バランスの形成>
――(トマス・R・キーン) まず、戦略問題の専門家であるエドワード・ラトワックから。あなたは現在の中国の戦略をどうみているだろうか。
エドワード・ラトワック 中国の戦略ロジックがどのようなものか、依然としてはっきりしない。一方、2009―2010年以降の中国の対外的な言動の変化を前に、日本、インド、ベトナム、フィリピンなどの近隣諸国は、はっきりとした対策をとり始めた。・・・
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