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中国の空母「遼寧」は張り子の虎か
Liaoning ? Paper Tiger or Growing Cub?
2012年10月号掲載論文
9月下旬、中国は世界で9番目の空母保有国の仲間入りを果たした。中国の近隣諸国にとってこれは何を意味するだろうか。その長期的な意味合いをわれわれはどう判断すべきなのか。「中国海軍にとって空母はまったく価値がない」とコメントする専門家もいる。だが、価値がないとも言い切れない。国家的なプライドのシンボルになるし、次世代空母の開発のためのたたき台にできる。この空母に現在開発中のJ-15戦闘機を配備し、東シナ海の尖閣諸島、南シナ海の西沙諸島、南沙諸島近海に投入すれば、この海域での空域支配を持続的に確立できる。「今のところ」脅威ではないが、外洋展開型海軍の整備を目指す中国にとっては、合理的な投資だったとみなすべきだろう。
- 遼寧は無駄な投資だったか
- 中国にとって空母の価値とは
- 長期的価値に目を向けよ
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