CFR Meeting
北米エネルギー安全保障の衝撃
――中東石油への依存度が半減すれば
The New North American Energy Paradigm
2012年8月号掲載論文
いずれも大きな資源をもつカナダ、アメリカ、メキシコからなる北アメリカという枠組みでエネルギー政策、エネルギー安全保障をとらえればどうなるだろうか。資源の規模、使用できるテクノロジー、そして共通点の多い政策という点からみて、地域的な「エネルギー安全保障」の確立も視野に入ってくる。・・・仮にアメリカがペルシャ湾岸から原油を輸入する必要がなくなれば、国家安全保障政策も変化する。・・・アメリカが中東での軍事資源をどこか別の場所に移すと言い出せば、おそらく、大規模な石油消費国(中国)がその空白を埋めようとするだろう。・・・だが、重要なポイントは、中東石油がグローバル経済の安定の鍵を握っていることだ。この点では、中東石油への依存度を減らしていくとしても、アメリカはこの地域に今後も大きな関心を向けざるを得ないはずだ。・・・(R・W・ティラーソン)
- 安定した原油の市場機能
- 拡大する北米のエネルギー資源
- 石油と天然ガス
- 新技術に対する社会の反発
- 電力生産と天然ガス
- 北米におけるエネルギー安全保障の確立
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