&#169 Norman Chan/iStock.com

CFR Meeting
朝鮮半島で何が起きているか
――もう韓国が挑発行為に耐えることはない

◎スピーカー
玄仁沢/高麗大学一民国際関係研究院
金泰栄/前韓国国防相
◎プレサイダー
チャールズ・プリチャード/コリア経済研究所所長

Inside Korea

Hyn In-taek 2009年2月から2011年9月まで李明博政権で統一相を務め、現在も朝鮮半島統一政策をめぐる大統領特別顧問を務めている。Kim Tae-Young 2009年9月から2010年12月まで韓国の第42代国防相を務めた。同氏が国防相だった時代に、北朝鮮によるチョンアン号撃沈事件が起きている。国防相に就任する前も、韓国軍統合参謀本部議長など、韓国軍の重要なポストを歴任している。現在は韓国国防分析研究院(KIDA)のシニアリサーチ・アドバイザーを務めている。

2012年8月号掲載論文

これまで北朝鮮による数多くの挑発行為に直面してきた韓国市民の多くは、いまや、挑発行為に対する反撃だけでは十分ではなく、より強硬な報復策が必要だと考えるようになっている。・・・こうした堅固な社会コンセンサスを基盤に、反撃だけでなく、対抗策、報復策をとる必要が出てきている。(金泰栄)

北朝鮮にとっての選択肢は二つしかない。核開発プログラムの放棄に応じるか、社会・経済の改革・開放路線を取ることだ。北朝鮮が生き延びるにはこの二つのいずれかを選ぶしかない。だが、彼らは一体何をしているだろうか。3度目の独裁体制の確立を試みている。(玄仁沢)

  • 北朝鮮の挑発に対する対応ルール
  • 韓国世論の変化と報復策
  • 権力抗争が起きる危険は高い
  • 中国と北朝鮮
  • 北朝鮮はミャンマーモデルを取り入れるか

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