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2012年、 われわれは何を心配すべきか
――世界のマクロ政治・経済リスクを検証する

デビッド・ゴードン  ユーラシアグループ・グローバルマクロ分析部門ディレクター

What to worry about in 2012

David F. Gordon 米国家情報会議副議長、米中央情報局(CIA)トランスナショナルイシュー担当ディレクター、米国務省政策企画部長を経て、現在は各国の政治リスクを分析するユーラシアグループのグローバルマクロ分析部門ディレクター。

2012年2月号掲載論文

・ ヨーロッパがソブリン債務危機を克服することはあり得ないが、ユーロゾーンの崩壊も、ヨーロッパ主要国が2012年に信用危機に陥っていくこともない。だが、ギリシャは非常に深刻な事態に直面する。
・ アメリカ(とドル)が安全地帯とみなされる限りは、ワシントンは経済を前に進めることができる。
・ 中東地域では歴史的なスンニ派とシーア派の対立が再燃しつつある。シリア、イラク、そしてイランもこの宗派対立にとらわれている。
・ インドは今後大きな危険にさらされることになる。インドのことを南アジアにおける欧米の前哨基地とみなすテロ集団の標的にされる恐れがある。
・ 急速に北朝鮮が崩壊へと向かった場合に何が起きるか。米軍と韓国軍は核施設の安全を確保するために北へ向かい、一方で、中国軍も自国への難民流入を阻止するために、鴨緑江を越えて現地に入り、秩序を確立しようとするかもしれない。・・・

  • 米欧中の相対的安定
  • 中東における宗派対立の再燃とイラン
  • パキスタンの混迷と対インドテロ
  • アジア・太平洋における二つのリスクと米中関係
  • Gゼロの世界

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