CFRインタビュー
なぜ、パレスチナは国連に活路を求めたのか

エドワード・デレジアン ジェームズベーカー公共政策研究所ディレクター

Asessing U.S. Leadership in Mideast

2011年9月号掲載論文

パレスチナは国連安保理、あるいは総会において国家として承認を取り付けることで、イスラエルと同じ交渉上の立場を手に入れたいと考えているようだ。これによって(エルサレムの帰属、パレスチナ難民の帰還権、ユダヤ人入植地、国境画定など)最終地位問題を前倒しして交渉できるようになる。・・・パレスチナが今回のような行動に出たのは、イスラエルの入植地問題(住宅建設)が(イスラエルとパレスチナ間だけでなく、アメリカとイスラエル間の)大きな対立の争点となったことで、ワシントンの路線が行き詰まってしまい、交渉の進展が望めなくなったためだ。・・・・

  • パレスチナの思惑
  • 交渉は再開できるのか

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