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CFRインタビュー
高齢化問題のもう一つのとらえ方

マイケル・W・ホーディン CFR人口問題担当非常勤フェロー

The Cost of the World's Long Senior Moment

Michael W. Hodin ブルッキングス研究所、ファイザー社国際広報担当上席副会長を経て、CFR人口問題担当非常勤フェローに。専門は、公衆衛生政策、国際貿易政策。

2011年2月号掲載論文

2045年には、先進国だけでなく、世界的にみても、60歳を超える高齢者の数が子供の数を上回るようになると考えられている。先進国の一部では、高齢社会に向けた流れが10年ほど前から急速に加速している。CFRの人口問題の専門家、マイケル・W・ホーディンは、「21世紀は出生率の低下と平均寿命の延びに特徴づけられることになるが、各国はこのトレンドにまだ政策的に対応していない」と指摘する。同氏は、アルツハイマーなど、高齢化とともに発症率が高くなり、多くの社会コストをともなう病気への医療対策をとるとともに、健康な高齢者が、これまでの労働年齢を超えて働けるように、教育、スキルその他の環境整備を行う必要があると指摘する。実際、「このまま社会政策、社会保障政策、医療政策を見直さずに、10~20年後にどのような事態に直面するかを考えれば、現在、われわれが直面している債務と赤字など取るに足らぬ問題」なのかもしれないと同氏は語った。
聞き手は、デボラ・ジェローム(Deputy Editor, www.cfr.org)

  • 高齢化が伴う問題
  • 高齢化に即した新社会モデル

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