TonelloPhotography/shutterstock.com

CFRミーティング
カダフィ後のリビア
―― 石油の富でいかに部族間のバランスをはかり、
国家建設へと結びつけるか

スピーカー
エリオット・アブラムス 米外交問題評議会中東担当シニア・フェロー
プレサイダー
バーナード・ガーツマン コンサルティング・エディター、CFR.org

Clashes in Libya

Elliot Abrams 米外交問題評議会シニア・フェロー。専門はアメリカの中東政策、民主化促進策、人権問題。ロナルド・レーガン政権で人権担当国務次官補、ジョージ・W・ブッシュ政権で大統領特別補佐官、国家安全保障担当大統領副補佐官を務めた。

掲載論文

リビアの社会状況は、エジプトよりも、さらに怒りを禁じ得ないものだった。一日あたり150~200万バレルの石油が輸出されてきたが、リビアの貧しい人々は、「いったい石油からの収益はどこにいってしまったのか」と考えてきた。おそらくは、カダフィ政権が倒れるのはさけられない。最大の問題はリビアに制度らしき制度が存在しないことだ。カダフィは40年をかけて、制度構築を阻止してきた。しかも、国家的な統合は実現していない。帰国して何かができるような君主もいない。来週、カダフィ政権が倒れれば、何らかの暫定政権が必要になる。問題は、一つではなく、二つか三つ暫定政権が誕生する可能性があることだ。

  • 石油の富はどこに消えた
  • 大量破壊兵器が使用されるリスクはほとんどない
  • 原油価格の行方
  • カダフィ後のリビア

この論文はSubscribers’ Onlyです。


フォーリン・アフェアーズリポート定期購読会員の方のみご覧いただけます。
会員の方は上記からログインしてください。 まだ会員でない方および購読期間が切れて3ヶ月以上経った方はこちらから購読をお申込みください。会員の方で購読期間が切れている方はこちらからご更新をお願いいたします。

なお、Subscribers' Onlyの論文は、クレジットカード決済後にご覧いただけます。リアルタイムでパスワードが発行されますので、論文データベースを直ちに閲覧いただけます。また、同一のアカウントで同時に複数の端末で閲覧することはできません。別の端末からログインがあった場合は、先にログインしていた端末では自動的にログアウトされます。

(C) Copyright 2011 by the Council on Foreign Relations, Inc., and Foreign Affairs, Japan

Page Top