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CFRインタビュー
ウィキリークスとインターネットの自由

アダム・シーガル 米外交問題評議会シニア・フェロー(対テロ、国家安全保障担当)

Wikileaks and Challenges to Internet Freedom

Adam Segal CFR対テロ、国家安全保障担当シニア・フェロー。専門は、中印の技術開発、東アジア安全保障、中国の国内・外交政策など。

2011年1月号掲載論文

インターネットの物理的構造は、依然として分散型で多様性に満ちている。この構造は、言論の自由や情報の拡散には適している。だが、より大きな問題がこれから表面化していくことになるだろう。インターネットは本質的にトランスナショナルな性格を持っているが、(ウェブ空間を提供する)企業は物理的なプレゼンスを持っており、(ウェブ上で問題行動が生じると)活動する国の政府によって処罰される。この領域は、まだうまく規制されていないし、概念化も進んでいない。この空間での規範やルールを作り出そうとする動きはある。グローバル・ネットワーク・イニシアティブ(GNI)は、ユーザーに公共空間におけるルールを正式に受け入れさせたいと考えている。・・・・・実際、ウィキリークス問題によって、国家と政府はこの空間でも積極的に活動せざるをえなくなったと判断し、いまや権限を確立しようとしており、一方で、サイバースペースの商業アクターは政府が指針を示すことを求めている。(A・シーガル)

  • デジタル化された情報は結局拡散する
  • ルール無き無法地帯としてのウェブ空間
  • 危機にさらされるクラウド・コンピューティング
  • アサンジはすでに毒薬をアップロードしている

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