アフリカの農業革命が世界の食糧危機を救う
The Fertile Continent
―― Africa, Agriculture's Final Frontier
2010年12月号掲載論文
現在、地球上のすべての人に提供できるだけの食糧が生産されているが、それでも10億人が飢えている。世界の食糧流通システムに欠陥があるからだ。しかも、需要は増大し続けている。現状で、人口増大分の需要を満たすとともに、食糧を手にできず、空腹に苦しむ人々に食糧を行き渡らせるには、世界の食糧生産を70~100%増やす必要がある。果たして食糧生産の拡大、流通の改善は世界のどこで可能なのか。その答えは、これまで世界からの食糧支援に依存してきたアフリカだ。事実、農業生産に残された最後のフロンティアとして、アフリカに大きな注目が集まっている。これからの数十年間に世界の食糧生産を大幅に増やし、貧困国の飢えを削減しつつ、新興国の需要の高まりを満たしていくための鍵を握るのが、アフリカでの緑の革命だ。
- いかに食糧生産を増産するか
- なぜ先進国は農業関連援助への意欲を失ったか
- いかにアフリカの農家は見捨てられたか
- エチオピアの悲劇
- 世界の食糧危機は終わっていない
- アフリカのポテンシャルに目を向けよ
- アフリカの自助に向けた支援を
- アフリカの農業自立を超えて
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