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アフリカの農業革命が世界の食糧危機を救う

ロジャー・サロー シカゴ国際問題評議会シニアフェロー

The Fertile Continent
―― Africa, Agriculture's Final Frontier

Roger Thurow シカゴ国際問題評議会シニアフェロー(グローバル農業・食糧政策)。

2010年12月号掲載論文

現在、地球上のすべての人に提供できるだけの食糧が生産されているが、それでも10億人が飢えている。世界の食糧流通システムに欠陥があるからだ。しかも、需要は増大し続けている。現状で、人口増大分の需要を満たすとともに、食糧を手にできず、空腹に苦しむ人々に食糧を行き渡らせるには、世界の食糧生産を70~100%増やす必要がある。果たして食糧生産の拡大、流通の改善は世界のどこで可能なのか。その答えは、これまで世界からの食糧支援に依存してきたアフリカだ。事実、農業生産に残された最後のフロンティアとして、アフリカに大きな注目が集まっている。これからの数十年間に世界の食糧生産を大幅に増やし、貧困国の飢えを削減しつつ、新興国の需要の高まりを満たしていくための鍵を握るのが、アフリカでの緑の革命だ。

  • いかに食糧生産を増産するか
  • なぜ先進国は農業関連援助への意欲を失ったか
  • いかにアフリカの農家は見捨てられたか
  • エチオピアの悲劇
  • 世界の食糧危機は終わっていない
  • アフリカのポテンシャルに目を向けよ
  • アフリカの自助に向けた支援を
  • アフリカの農業自立を超えて

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