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世界を変える四つの人口メガトレンズ
―― 先進国の衰退と途上国の台頭をどう管理するか

ジャック・A・ゴールドストーン ジョージ・メイソン大学公共政策大学院政治学教授

The New Population Bomb

Jack A.Goldstone ジョージ・メイソン大学公共政策大学院政治学教授。政治的人口動態学、社会運動、革命、民主化、経済成長などを研究テーマとしている。

2010年1月号掲載論文

21世紀の新しい現実は、世界のどの地域で人口が減少し、どこで増大するのか、どのような国で高齢者が多くなり、どのような国で若者が多くなるか、世界の人口動態の変化が国境を越えた人の移動にどのような影響を与えるかで左右される。欧米を中心とする先進国は人口面でも経済面でも衰退し、世界経済の拡大はブラジル、中国、インド、インドネシア、メキシコ、トルコ等の新興途上国の経済成長によって刺激される。しかも、若者の多い途上国から労働力不足の先進国へと大きな人の流れが必然的に起きるし、一方で、経済基盤の脆弱な途上国の若年人口が世界で大きな混乱を作り出す恐れもある。必要なのは、こうした21世紀の新しい現実に備えたグローバル構造の構築を今から始めることだ。

  • 世界人口をめぐる4つの変化
  • 世界経済に占める欧米の比重は低下する
  • 人口高齢化と経済
  • イスラム教徒人口増大の意味合いは
  • 途上国の急速な都市化
  • 世界秩序を人口構成と分布でとらえよ
  • 創造的な改革を

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