メディアの新しいビジネスモデルは 存在するのか
A Conversation with Thomas H. Glocer
2010年11月号掲載論文
多くの人々は、依然として印刷された紙とジャーナリズムを分かちがたく感じている。だが、これは(何がジャーナリズムなのかに関する)アイデンティティを間違って捉えていると思う。・・・紙は情報を伝えるためのディバイスにすぎない。・・・(最終的に)新聞がどのようにウェブに参入するかを決めざるを得なくなったとき、各紙はウェブサイトのニュースに特定のデッドラインを設けるのではなく、24時間体制にした。ここが大きな分かれ目だった。24時間体制を作るために投資しなければならなくなったからだ。いかに24時間体制のスタッフを編成するか。ニュースを24時間アップデートするのに誰を頼りにするか。これが人材とコストの問題を作り出した。こうして、国際ニュース部門が問題とみなされだした。アメリカの日刊紙は大規模な国際報道部門、コストのかかる国際支局をもっていたからだ。結局、ゆっくりとだが、この部門を閉鎖せざるを得なくなった。・・・(T・グローサー)
- なぜ金融メディアは危機を察知できなかったのか
- ジャーナリスズムは専門化して分かれていく?
- グローバルな情報の流れと国単位の規制
- 生産性の向上と「雇用なき成長」
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