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CFRメモランダム
第3次イスラエル・レバノン戦争か?
―― ヒズボラの軍備増強に危機感を強めるイスラエル

ダニエル・C・クーツザー 元駐イスラエル米大使

A Third Lebanon War

Daniel C. Kurtzer クリントン政権で駐エジプト米大使、ブッシュ政権で駐イスラエル米大使を務めた。現在は、プリンストン大学ウッドロー・ウィルソン・スクールの教授。専門は中東。

2010年9月号掲載論文

イスラエルが近くヒズボラを攻撃し、第3次レバノン戦争が起きる危険がある。ヒズボラが保有するミサイルの備蓄規模が大きくなり、その攻撃精度も高まっている。しかも、攻撃精度の高い長距離ミサイルをシリアから入手し、地対空ミサイルの能力を向上させている可能性もある。これら三つの要因が伴う戦略バランスの変化ゆえに、イスラエルは自国の安全保障が脅威にさらされていると判断するかもしれないからだ。もっとも可能性が高いのは、イスラエルが、ヒズボラの長距離ミサイルを搭載した移動用コンボイ、レバノンにあるロケットやミサイルの兵器庫を攻撃することだ。国際社会はこの現実にどう対処すべきなのか。ヒズボラのパトロンと言われるシリアとイランはどう動くのか。

  • レバノン戦争をめぐる二つのシナリオ
  • イスラエルが危機感を強める理由
  • 戦争が近いことを示すシグナルをどう見つけるか
  • アメリカにとっての意味合い
  • 政策提言

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