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中国の北朝鮮路線は一枚岩ではない

共同議長 チャールズ・プリチャード 朝鮮半島経済研究所会長
エヴァンズ・リヴィア コリア・ソサエティ前会長
スコット・スナイダー 米外交問題非常勤シニア・フェロー(朝鮮半島担当)

プレサイダー
デビッド・サンガー ニューヨーク・タイムズ ワシントン支局長

U.S. Policy toward the Korean Peninsula

Charles L. Pritchard 朝鮮半島経済研究所(KEI)会長。クリントン政権で国家安全保障会議のアジア局長、大統領特別補佐官を務め、ジョージ・W・ブッシュ政権では北朝鮮との交渉の首席交渉人(米特別代表)を務めた。ブルッキングス研究所を経て、現職。2010年6月に発表された米外交問題評議会のタスクフォース「アメリカの朝鮮半島政策」の共同議長を務めた。
Evans J. R. Revere 35年間勤務した国務省時代には東京、福岡、ソウル、北京に赴任し、日本部長も務めた。その後、アメリカ非営利団体であるコリア財団会長を務め、現在はオルブライト・ストーンブリッジグループのシニア・ディレクター。
Scott A. Snyder アジア財団駐韓国代表、米平和研究所などを経て、アジア財団シニア・アソシエーツ、米外交問題評議会非常勤シニア・フェロー(朝鮮半島担当)。専門は韓国、北朝鮮の政治・外交、米韓関係、北東アジア安全保障など。著書に『中国の台頭と二つの朝鮮』がある。

2010年8月号掲載論文

北朝鮮の学者、専門家、エンジニア、技術者に別の考え方、別の世界観があることを気づかせることほど、効率的で費用対効果の高いやり方はない。そのための投資をする価値はあるし、今回のリポートのハイライトの一つは、交流を通じて、北朝鮮の認識を内から変化させることを提言したことだ。(E・リヴィア)

タスクフォースは、制裁措置の継続実施を求めつつも、特にミサイル問題についての米朝二国間交渉も検討すべきだと提言している。実際、ミサイル技術を完全にマスターすれば、北朝鮮の地域的な脅威は本物になる。(S・スナイダー)

交渉、6者協議という側面では、われわれは大きな間違いを犯してきた。どうせ、北朝鮮は交渉をひっくり返すのだから、もう交渉するのは止めて、好きにさせればいいと判断してしまった。これは完全な間違いだった。(C・プリチャード)

  • 中国内にも北朝鮮批判はある
  • オバマ政権は中国への働きかけを強化せよ
  • 6者協議のバランス
  • イランと北朝鮮の違い
  • 不問に付された北朝鮮のシリア原子炉建設への関与問題
  • 北朝鮮との交流路線で内からの変化を
  • 半島有事の中国の行動は

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