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オバマ外交の正念場
―アフガンとイラン

リチャード・ハース 米外交問題評議会(CFR)会長

Obama’s Foreign Policy Performance

Richard N. Haass ブルッキングス研究所会長、国務省政策企画部長を経て、米外交問題評議会会長。専門はアメリカ外交、国際安全保障、アジア、中東問題など。

2010年8月号掲載論文

ロシア、中国との大国間関係を巧みに管理しつつも、オバマ政権は、成功する見込みの乏しいアフガンに大きすぎる投資をしているし、中東和平プロセスにも打開の兆しはない。それどころか、ガザ地区のハマス、レバノンのヒズボラはロケットの調達を強化しており、「過去のケースから言えば、ここから情勢はさらに悪化していった」とリチャード・ハースCFR会長は中東情勢の今後に警鐘を鳴らす。アフガン同様に、オバマ政権にとって最大の課題の一つであるイラン問題については、アメリカとイスラエルが「イランが核兵器の開発に向けてどの程度まで歩を進めるのを許容するか、・・・(許容ラインを超えた場合に)それに対してどのような対策をとるかに関する決定をいつ下すか」が問われており、もはや、ポイントは「そうした決定を下すかどうかではない」とハースは言う。聞き手はバーナード・ガーズマン(www.cfr.orgのコンサルティングエディター)。

  • ロシアと中国
  • トルコはどこへ行くのか
  • アフガンで成功できる見込みは乏しい
  • イラン問題への具体的対応をいずれ迫られる

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