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CFR朝鮮半島タスクフォース・リポート Part1
北朝鮮に対する巻き返し策を

共同議長
チャールズ・プリチャード 朝鮮半島経済研究所会長
ジョン・H・ティレリ 元在韓米軍・米韓連合軍最高司令官
ディレクター(リポート執筆者)
スコット・スナイダー 米外交問題評議会非常勤シニア・フェロー

U.S. Policy Option
U.S. Policy toward the Korean Peninsula

Charles L. Pritchard 朝鮮半島経済研究所(KEI)会長。クリントン政権で国家安全保障会議のアジア局長、大統領特別補佐官を務め、ジョージ・W・ブッシュ政権では北朝鮮との交渉の首席交渉人(米特別代表)を務めた。ブルッキングス研究所を経て、現職。
John H. Tilelli Jr. 元陸軍参謀本部副議長、 元米韓連合軍、在韓米軍最高指令官。2000年1月に退役。現在は、サイプレス・インターナショナル理事長。
Scott A. Snyder アジア財団駐韓国代表、米平和研究所などを経て、アジア財団シニア・アソシエート、米外交問題評議会非常勤シニア・フェロー(朝鮮半島担当)。専門は韓国、北朝鮮の政治・外交、米韓関係、北東アジア安全保障など。著書に『中国の台頭と二つの朝鮮』がある。

2010年7月号掲載論文

われわれタスクフォースは、アメリカと韓国は、一体感のある同盟の形成に向けた議論を深め、この枠組みができたら、北朝鮮の政治的不安定化に迅速に対応できる態勢を強化するために、日本、中国、ロシアを取り込んで枠組みを拡大させていくことを提言する。朝鮮半島の将来を議論するために、アメリカは中国との戦略対話を試みる必要もある。

これまで北朝鮮は、核実験を含む、アメリカが定義するレッドラインをことごとく公然と越えてきたが、それでも懲罰措置の対象とされることはなかった。・・・残された唯一のレッドラインとは、「北朝鮮がNPTの枠組みに復帰しない限り、非国家アクターによる核テロが起きた場合に、アメリカは北朝鮮のことを主要な容疑者とみなし、アメリカの即時報復攻撃の対象とする」と警告することだ。・・・オバマ政権にとっての課題は、アメリカの警告の信頼性をいかに高めるかにある。

  • 中国の朝鮮半島政策と 米中関係における朝鮮半島
  • 日米同盟と朝鮮半島
  • ロシアと朝鮮半島
  • 米韓同盟
  • 不測事態対応計画
  • 北朝鮮問題の本質

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