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NATOの将来は 「域外」での活動にある
―問われる特権と義務のバランス

スピーカー
マドレーン・オルブライト  元米国務長官、NATO新戦略概念・専門家グループ議長
司会
リチャード・ハース 米外交問題評議会会長

The Future of NATO

2010年7月号掲載論文

現在のNATO同盟国の多くは、有意義な対応策をとる意志も能力も持っていない。危機に対応しようとするのは、NATOに加盟する数カ国と非加盟の数カ国だ。むしろ、NATOを現状に適応させようと試みるよりも、21世紀型の同盟を新たに考えた方がいいのではないか。(R・ハース)

NATOのことを、各国が参加したいと望む類い稀な同盟関係と言うこともできる。この意味では、同盟はまだ死んでいない。改革は必要だが、非常に有意義な構造を持っている。NATOを21世紀型の同盟構造に改革していく必要がある。(M・オルブライト)

  • NATOの新戦略概念と専門家グループ
  • 新戦略概念と域外での活動
  • 金融危機と安全保障
  • ロシアをNATOに参加させるべきか
  • 非軍事化するヨーロッパとアフガン問題

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