21世紀のエネルギー安全保障秩序を考える
――エネルギー市場にもグローバルなルールを
The New Energy Order
―Managing Insecurities in the Twentieth-first Century
2010年1月号掲載論文
エネルギー資源およびその関連技術は世界的に取引されているが、これらの重要な資源や技術をうまく管理していくための国際システムは分散化し、次第に無力化している。グローバルレベルの国際的な金融、貿易枠組みがうまくいっていることからみても、エネルギー領域でもグローバルなルールを導入すべきだろう。国際エネルギー機関を関与させたエネルギー安定理事会を立ち上げ、そこに間違いなく中国やインドを関与させて、資源の投資、開発、調達に関する市場ルールを協議し、あわせてグリーンニューディールをめぐる国際協調も試みるべきだ。このままではエネルギー市場が危機に直面するのは避けられない。
- エネルギー安保の乱れと環境への配慮
- 新しい現実に対応できるエネルギーフォーラムを
- エネルギー安定理事会の設立を
- 国際経済システムはいかに危機に対処したか
- IEAの拡大で課題に対処できるか
- 既存のフォーラムではうまく対処できない
- 資源開発投資の問題点
- グリーン・テクノロジー投資と国際協調
- 既存のフォーラムではうまく対処できない
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