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CFRミーティング「中国の台頭」の戦略的意味合い
――アジアは中国の一極支配になるのか

スピーカー
アーロン・L・フリードバーグ プリンストン大学政治学教授
司会
サイモン・タイ アジアソサエティ フェロー

China’s Rise: Strategic Implications for Asia

Aaron L. Friedberg  2003年から2005年までチェイニー前副大統領の国家安全保障担当副補佐官を務め、2006年には民主化促進策の国務長官諮問委員会のメンバーも務めた。プリンストン大学教授。 専門は国際関係論、中国の台頭、東アジアの国際関係など。

2010年1月号掲載論文

「アメリカが積極的に関与しないアジア」が多極化していくことはあり得ない。インドが幾ばくかの対中対抗バランスを形成できるかもしれないが、アメリカが関与しなければ、基本的にアジアは、中国が支配的な影響力をもつ一極支配構造になっていく。アジア共同体については多くのことが言われているが、ワシントンが構想を支持するとすれば、アジアが開放性を維持し、他の世界との統合を重視し、そこでアメリカが重要な役割を果たし続ける場合だけだろう。アジア諸国の多くも、アメリカがそうした役割を果たし続けるのを望んでいると思う。(A・フリードバーグ)

  • 米中対立の根は深い
  • 中国は友人でもあり、敵でもある 
  • 米中衝突が秩序を規定する
  • 中国に対するパワーバランスの形成を
  • アジアは米中をどうみているか
  • アメリカか中国か

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