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CFRミーティング
中国経済は本当に成長しているのか
―――経済失速か内需拡大か

スティーブン・ローチ  モルガン・スタンレー・アジア会長

China 2025:China's Economic Future

Stephen S. Roach モルガン・スタンレー アジア会長。CFRで定期的に行われているワールド・エコノミック・アップデート(世界経済分析)の常連コメンテーターで、その経済分析は高く評価されている。最近の著書に、Stephen Roach on the Next Asia: Opportunities and Challenges for a New Globalization(John Wiley & Sons, 2009)がある。

2009年12月号掲載論文

中央統制経済システムにおいて政府が銀行に資金を提供するように命じ、地方政府がインフラプロジェクトを通常予算の別枠で実施するとすれば、経済が数値上成長するのは当然のことだ。減税措置が導入され、それによって得た資金の使途が個人に委ねられるアメリカとは大違いだ。国家発展改革委員会(NDRC)がGDP成長の目盛りを8に合わせれば、8%の成長を手にできる。2009年前半のGDP成長率が7・1%、後半が9%に達すると思われるので、数字は奇跡のように8%の成長ということになる。だが・・・ (S・ローチ)

  • 温家宝首相の四つの懸念
  • 中国経済の成長は幻か
  • 今後は低成長にならざるを得ない
  • 「新しいアジア経済」形成と 中国の内需転換の前提は
  • 中国が内需・消費モデルへの移行すれば

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