CFRミーティング
核のない世界は幻想か?
A World Free of Nuclear Weapons: Illusion or Possibility
2009年12月号掲載論文
残念なことだが、核を保有するか、核兵器を開発する能力を持っていればパワーと名声、そして保険策を手にできると多くの国が依然として考えている。・・・彼らが考えているのは軍備管理ではない。「核兵器を開発する必要があるか」という命題だ。・・・より状況を複雑にしているのは、・・・ウラン濃縮技術や再処理能力など、(核兵器そのものではなく)核開発に必要な能力を獲得するだけで十分だと各国が考えだしていることだ。・・・核廃絶を唱えるのは簡単だ。重要なのは、それに必要なシステムやレジームを考え、整備していくことだ。
- 各国は依然として核能力を欲しがっている
- いまや使用できる核が議論されている
- 敵と交渉することの意味
- 核廃絶に向けた新システムを
- IAEAの役割を強化するには
- 原子力発電と核不拡散をいかに両立させるか
- イランと北朝鮮
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