vichie81 / Shutterstock.com

ドルとアメリカの赤字(後編)
―― 次なる危機を管理するには

C・フレッド・バーグステン ピーターソン国際経済研究所ディレクター

The Dollar and the Deficits ―How Wasington Can Prevent the Next Crisis

C. Fred Bergsten
財務次官補などを経て、現在はピーターソン国際経済研究所の所長。フォーリン・アフェアーズに寄せた最近の論文には「米中によるG2の形成を」(フォーリン・アフェアーズ日本語版2008年7・8月合併号)がある。
この論文の前編はフォーリン・アフェアーズ・リポート2009年11月号に掲載。

2009年12月号掲載論文

アメリカが対外赤字を削減し、管理していこうと真剣に試みれば、アメリカに次ぐ3大経済大国である中国、日本、ドイツを含む諸国に大きな課題を不可避的に突きつけることになる。アメリカが世界経済における最後の買い手としての伝統的な役割を終えていくのであれば、経済成長を達成するために輸出の拡大に多くを依存してきたこれらの国々も、国内需要を急速に拡大していかなければならなくなるからだ。だが、このような世界経済の構造転換が実現すれば、グローバル経済の持続的成長が可能になるだけでなく、各国の経済成長もより安定したものになる。

  • ドルのダウンサイズを
  • 赤字の連鎖
  • 財政赤字削減以外に道はない
  • グローバル・インバランス対策
  • 経済の均衡を実現するには

この論文はSubscribers’ Onlyです。


フォーリン・アフェアーズリポート定期購読会員の方のみご覧いただけます。
会員の方は上記からログインしてください。 まだ会員でない方および購読期間が切れて3ヶ月以上経った方はこちらから購読をお申込みください。会員の方で購読期間が切れている方はこちらからご更新をお願いいたします。

なお、Subscribers' Onlyの論文は、クレジットカード決済後にご覧いただけます。リアルタイムでパスワードが発行されますので、論文データベースを直ちに閲覧いただけます。また、同一のアカウントで同時に複数の端末で閲覧することはできません。別の端末からログインがあった場合は、先にログインしていた端末では自動的にログアウトされます。

(C) Copyright 2009 by the Council on Foreign Relations, Inc., and Foreign Affairs, Japan

Page Top