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CFRインタビュー
IMFのグローバル経済への
影響力は高まるのか?

エドウィン・トルーマン ピーターソン国際経済研究所シニアフェロー

The IMF’s Growing Powers

Edwin Truman  連邦公開市場委員会のエコノミスト、連邦準備制度理事会の国際金融部門ディレクター、米財務省次官補を経て、現在はピーターソン国際経済研究所のシニアフェロー Interviewed by Roya Wolverson (Staff Writer, www.cfr.org)

2009年11月号掲載論文

IMFが各国のグローバル経済再生に向けた対策の監視と評価をするとしても、すべてはトリッキーだ。なにせ相手は主権国家だ。しかも、内需と外需のバランスに焦点をあて、為替レートにさえ口出しするとなると、スムーズにいくはずはない。大きな問題は、例えば、IMFが中国に対して「貴国の経常黒字が急速に増大している以上、より迅速に為替を適正なレベルへと向かせるべきだ」と言えるかどうか、そうして、アドバイスを受けた国がそれを聞き入れるかどうかだ。・・・これから半年後に監視と評価をめぐってIMFに何か言われたからといって、アメリカの大統領や財務長官が「わかった。IMFの言うとおりだ。早速予算を見直そう」と言うはずはない。

  • IMFとグローバル・インバランスの是正
  • IMFの議決権拡大
  • IMFの影響力は強化されるのか

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