CFRインタビュー
新型インフルエンザ・ワクチンの不足を
いかに埋め合わせるか
Constraints Loom for Swine Flu Vaccine
2009年10月号掲載論文
世界のワクチンメーカーは、2009年にパンデミック(世界的流行)が宣言されたH1N1のワクチン生産に力を入れている。だが、「現在9カ国(アメリカ、カナダ、西ヨーロッパの5カ国、オーストラリア、日本)に存在するワクチンメーカーは、合計すれば8億4000万人分のワクチンを生産できるだけで、・・・これでは、数十億の人々にワクチンを提供することは到底できない」。「ワクチンメーカーを国内にもつ9カ国の総人口は7億5000万。・・・ワクチンの生産国は、国内用の十分なワクチンを確保した上で、他の諸国のワクチンを輸出することになるだろう」。十分なワクチンと抗ウイルス薬が存在しない以上、呼吸器疾患その他、インフルエンザが関わってくる疾患への対策をグローバルレベルで考える必要がある。
- ウイルスは弱毒性だが・・・
- ワクチンのグローバルな供給には限界がある
- ワクチン生産国と他の諸国
- ワクチン以外の対策にも目を向けよ
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