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「核のない世界」と核拡散という現実
――北朝鮮、イランと核不拡散

スピーカー
 ウィリアム・ペリー
元米国務長官
ブレント・スコークロフト
元国家安全保障担当大統領補佐官
司会
ジャクソン・ディール
ワシントン・ポスト紙論説ページ副編集長

Report of a CFR-Sponsored Independent Task Force

<核政策に関するCFRタスクフォース>
共同議長
William J. Perry(ウィリアム・ペリー)
スタンフォード大学教授。元米国防長官(1994~1997)
Brent Scowcroft (ブレント・スコークロフト) 国際政策フォーラム会長。フォード、ジョージ・H・W・ブッシュ政権の国家安全保障問題担当大統領補佐官。

ディレクター
Charles D. Ferguson(チャールズ・D・ファーガソン)
CFR科学技術担当シニア・フェロー。

タスクフォース・メンバー
Spencer P. Boyer(スペンサー・P・ボイヤー)アメリカ進歩センター国際法・外交担当ディレクター
Linton F. Brooks(リントン・F・ブルックス)前米エネルギー省国家核安全保障局担当官
Ashton B. Carter(アシュトン・カーター)オバマ政権国防次官(調達・技術・後方支援担当)
John Deutch(ジョン・ダッチ) 前MIT学長、国防副長官Michele A. Flournoy(ミシェル・A・フローノイ)オバマ政権国防次官(政策担当)John A. Gordon(ジョン・A・ゴードン)NSC担当大統領副補佐官(2002~2003)Lisa E. Gordon-Hagerty(リサ・E・ゴードン=ハガティ)前ホワイトハウス・国家安全保障スタッフEugene E. Habiger(ユージン・E・ハビガー)前米戦略軍(STRATCOM)司令官
J. Bryan Hehir(ジョン・ブライン・ヘハー) ハーバード大学ケネディ・スクール教授
Laura S. H. Holgate(ローラ・S・ホルゲート)核脅威削減評議会副会長
Frederick J. Iseman(フレデリック・J・イスマン)核脅威削減評議会諮問委員会メンバー
Arnold Kanter(アーノルド・カンター)元国務次官補
Ronald F. Lehman II(ロナルド・F・リーマンⅡ)ローレンス・リバモア国立研究所・ディレクター
Jack F. Matlock Jr.(ジャック・F・マトロック)元駐ソ米大使、コロンビア大学教授
Franklin C. Miller(フランクリン・C・ミラー)前米大統領特別補佐官(ジョージ・W・ブッシュ政権)
George R. Perkovich(ジョージ・R・パーコビッチ)カーネギー国際平和財団副会長
Mitchell B. Reiss(ミッチェル・B・リース)元国務省政策企画部長
Lynn Rusten(リン・ラステン)元国務省政策企画部スタッフ
Scott D. Sagan(スコット・D・セーガン)スタンフォード大学教授(政治学)
Benn Tannenbaum(ベン・タンネンバーム)米先端科学協会(AAAS)アソシエート・プログラム・ディレクター

2009年7月号掲載論文

「核のない世界の実現にもっぱら焦点を合わせれば、戦争や危機を回避するという目的に目がいかなくなってしまう。・・・私に言わせれば、核兵器が存在しなかった時代とは、第一次世界大戦、第二次世界大戦に象徴される時代だ。核廃絶という目的にコミットする前に、それが何を意味するかをもっと具体的に検討する必要がある」。(B・スコークロフト)

「核のない世界を実現するという目的を表明し、それに取り組んでもイランや北朝鮮の行動を変えることはできないだろう。だが、イランや北朝鮮に対処していく上でその協力が必要な諸国の支持を得ることができる。だからこそ、核のない世界という目的は重要だし、私が核のない世界を支持しているのもこうした理由からだ」。(W・ペリー)

  • 核のない世界への遠い道のり
  • ロシアとの関係と対ロ核軍縮交渉 
  • 核テロリズムと核不拡散努力
  • インド、パキスタンの核
  • 北朝鮮の「核問題モデル」と6者協議の限界
  • イラン、ミサイル防衛、ロシア
  • 核のない世界を目指すのは現実的か
  • 北朝鮮への軍事攻撃?

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