「核のない世界」と核拡散という現実
――北朝鮮、イランと核不拡散
Report of a CFR-Sponsored Independent Task Force
2009年7月号掲載論文
「核のない世界の実現にもっぱら焦点を合わせれば、戦争や危機を回避するという目的に目がいかなくなってしまう。・・・私に言わせれば、核兵器が存在しなかった時代とは、第一次世界大戦、第二次世界大戦に象徴される時代だ。核廃絶という目的にコミットする前に、それが何を意味するかをもっと具体的に検討する必要がある」。(B・スコークロフト)
「核のない世界を実現するという目的を表明し、それに取り組んでもイランや北朝鮮の行動を変えることはできないだろう。だが、イランや北朝鮮に対処していく上でその協力が必要な諸国の支持を得ることができる。だからこそ、核のない世界という目的は重要だし、私が核のない世界を支持しているのもこうした理由からだ」。(W・ペリー)
- 核のない世界への遠い道のり
- ロシアとの関係と対ロ核軍縮交渉
- 核テロリズムと核不拡散努力
- インド、パキスタンの核
- 北朝鮮の「核問題モデル」と6者協議の限界
- イラン、ミサイル防衛、ロシア
- 核のない世界を目指すのは現実的か
- 北朝鮮への軍事攻撃?
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