アメリカ衰退論は間違っている
―ワシントンは国際システムの改革を主導せよ
Reshaping the World Order: How Washington Should Reform International Institutions
2009年5月号掲載論文
アメリカ帝国論をめぐって専門家が論争を展開していたのはわずか2~3年前のこと。それが今は、アメリカを唯一の超大国とする一極システムは急速に終焉に向かっていると広く考えられている。だが、事実を冷静に見つめれば、アメリカ帝国論がアメリカのパワーを過大評価していたのと同じくらい、最近の衰退論はアメリカのパワーを過小評価していることがわかる。……世界は新たな課題に満ちあふれているが、現在の国際システムではこれらにうまく対応できない。国際システムを新しい課題に適応できるように変革するには力ある国家のリーダーシップが必要であり、その任務に向けた協調を主導できるのは、衰退などしていないアメリカを置いて他にはない。
- 秩序改革は覇権国の責務
- 国際的新枠組みがなぜ必要か
- アメリカは衰退していない
- 国際的リーダーシップを支える正統性とは
- 国際システムの改革をどう実現するか
- 主要同盟国のフォーラム形成を
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