CFRミーティング
中国は内需を拡大し、為替操作を止めよ
――金融危機と米・アジア関係

パネリスト
セバスチャン・マラビー /外交問題評議会地政経済学研究センター所長
エドワード・アルデン /外交問題評議会シニア・フェロー
エリザベス・C・エコノミー/外交問題評議会アジア研究ディレクター
プレサイダー
ケイ・キング/外交問題評議会ワシントン・プログラム・バイスプレジデント

Asia and the Economy

2009年4月掲載論文

「米中双方にとって必要なのは、中国がもっと内需主導型の経済へとシフトしていくことだ。中国はこれまでの20年間、輸出主導型の経済成長戦略をとり、その結果、膨大な外貨準備を積み上げ、グローバルなインバランス(グローバル経済の不均衡)を作り出してしまった。これが、米中双方を苦しめている。」(E・アルデン)

「金融部門を規制し、銀行を適切に監督していれば、問題はここまで深刻にはならなかったかもしれない。だが、……規制でどうにかなるとは私は考えていない。膨大な資本が経済システムに流入すると、バブルが発生し、そのバブルが崩壊し、大きな経済的打撃を引き起こすことは避けられないと私はみている。 この意味において、アメリカにとって中国の輸出主導型の経済成長モデルは好ましくないし、中国にとっても好ましくない」。(S・マラビー)

  • 景気刺激策と貿易政策
  • クリントン長官のアジア「リスニング・ツアー」と米中関係
  • 中国は内需主導型経済成長へのシフトを
  • 為替操作と輸出主導経済モデルの弊害

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