esfera / Shutterstock.com

シリアとイランへの外交路線を 中東和平プロセスに結びつけよ

スピーカー
リチャード・N・ハース 米外交問題評議会会長
マーチン・S・インディク ブルッキングス研究所セバン中東センター所長
司会 ゲリー・セイモア 米外交問題評議会研究部長

Restoring the Balance: A Middle East Strategy for the Next President

2009年1月号掲載論文

前提条件をつけずにイランとも直接交渉をする準備をしておくべきだが、それは二国間ではなく、多国間交渉枠組みでなければならない。また、見返りを示すとともに、一連のペナルティも準備しておくべきで、ロシアと中国を間違いなくイランとの交渉に参加させなければならない。(R・ハース)

 シリアが戦略的再編に応じるなら、ゴラン高原から撤退するという取引は、イスラエルの安全保障エスタブリッシュメントにとっては非常に魅力的なはずだ。イラン、ヒズボラ、ハマスとの連帯からシリアを離脱させれば、国境の北のイラン、そして南のガザとレバノンがイスラエルを脅かす能力を低下させられるし、このプロセスを通じてアラブ世界の対イスラエル路線を、戦争から和平へと向かわせることができるようになる可能性もあるからだ。(M・インディク)

  • 中東を考えるバランスとは
  • すでに和平枠組みは存在する
  • シリア・フロントの可能性
  • イランにどう対処していくか
  • イランに対する外交以外の選択肢はあるのか
  • イスラエル・シリアとレバノン問題
  • なぜパワーバランスの形成を目指さないのか

この論文はSubscribers’ Onlyです。


フォーリン・アフェアーズリポート定期購読会員の方のみご覧いただけます。
会員の方は上記からログインしてください。 まだ会員でない方および購読期間が切れて3ヶ月以上経った方はこちらから購読をお申込みください。会員の方で購読期間が切れている方はこちらからご更新をお願いいたします。

なお、Subscribers' Onlyの論文は、クレジットカード決済後にご覧いただけます。リアルタイムでパスワードが発行されますので、論文データベースを直ちに閲覧いただけます。また、同一のアカウントで同時に複数の端末で閲覧することはできません。別の端末からログインがあった場合は、先にログインしていた端末では自動的にログアウトされます。

(C) COPYRIGHT 2008, FEDERAL NEWS SERVICE, INC., 1000 VERMONT AVE. NW; 5TH FLOOR; WASHINGTON, DC - 20005, USA. ALL RIGHTS RESERVED. ANY REPRODUCTION, REDISTRIBUTION OR RETRANSMISSION IS EXPRESSLY PROHIBITED.

Page Top