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CFRインタビュー
カシミール問題を考える
――パキスタンの対テロ戦争を左右する
インド・パキスタン関係の試金石

ハワード・B・シェーファー 元南アジア問題担当米国務次官補

Pakistani-Indian Rift Over Kashmir

Howard B. Schaffer 駐バングラデシュ米大使、駐パキスタン米大使、駐インド米大使のほか、南アジア問題担当の米国務次官補も務め、外交官として36年間にわたって米・南アジア関係の専門家として活動してきた。現在は、米ジョージタウン大学外交研究所の副所長。

2008年10月号掲載論文

 カシミール問題をめぐってインドとの関係が緊張すれば、パキスタンはタリバーンやアルカイダよりも、むしろインドを主要な敵対勢力とみなすようになり、対テロ戦争にはますます本腰を入れなくなる。この意味において、カシミール問題は、今後のアメリカの政策にとっても重要なファクターとなる。状況をこう分析する南アジアの専門家、ハワード・B・シェーファーは、次期大統領は、インド、パキスタン双方にカシミール問題への自制を求めて、対話の継続を促すとともに、ワシントンはより多くの関心をこの問題に寄せていく必要があると指摘した。ただし、カシミール問題は、インドとパキスタンの国家アイデンティティーに関わってくる微妙な問題であるため、問題を解決しようとするよりも、それをうまく管理していくことを心がけるべきだと示唆した。
 聞き手は、バーナード・ガーズマン(www.cfr.orgのコンサルティング・エディター)。

  • インド、パキスタンの立場
  • インド・パキスタンの対話がカシミールと対テロ戦争を左右する

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