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CFRミーティング
米次期政権はイランに政策的に
どう関与していくべきか

スピーカー
バリ・R・ナサル 米外交問題評議会中東担当非常勤シニア・フェロー
レイ・タキー 米外交問題評議会中東担当シニア・フェロー
司会
リチャード・N・ハース 米外交問題評議会会長

Iran and Policy Option for the Next Administration

Vali Nasr フレッチャースクール法律外交大学院国際政治学教授、米外交問題評議会(CFR)中東担当非常勤シニア・フェロー。『シーア派の復活――イスラムの内部対立が未来に与える影響 (The Shia Revival: How Conflicts within Islam Will Shape the Future) 』の著者。
Ray Takeyh CFRシニア・フェロー。『隠されたイラン――イスラム共和国のパラドックスと影響力(Hidden Iran: Paradox and Power in the Islamic Republic)』の著者。

2008年10月号掲載論文

この5年間におけるアメリカの拡大中東地域における主要な目的は、まず、2002年当時へと現状を引き戻すこと、つまり、イラク戦争が始まる前の現実へと状況を改善していくことにあった。(R・タキー)

 われわれがイランに提供できる最大の安心材料は、外交関係を正常化すること、つまり、テヘランにアメリカの大使館を再び置くことだ。他国とのノーマルな外交関係を持っていれば、より安心感を得ることができる。そうなれば、イランは核開発をついに断念するかもしれない。(V・ナシル)

 アメリカの次期政権は、イランの一定の影響力を「条件付き」で受け入れるという路線を表明するかもしれない。……別の言い方をすれば、核開発問題をめぐって進展がみられないなかで、どうすれば、よりましなアメリカとイランの関係を想定できるかが政策的に議論されることになるだろう。(R・ハース)

  • アメリカのイラン政策は封じ込めか、巻き返しか
  • 目的と政策のギャップ
  • アラブ諸国をめぐる
  • アメリカとイランの駆け引き
  • アメリカとイランが共有する利益
  • イランのテロおよびテロ支援路線の現状
  • イラン・シリア・イスラエル
  • アメリカの対イラン政策路線を考える

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