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グルジア紛争後の米ロ関係

スピーカー
スティーブン・セスタノビッチ/米外交問題評議会ロシア・ユーラシア担当シニア・フェロー
司会
チャールズ・A・クプチャン/米外交問題評議会ヨーロッパ担当シニア・フェロー

Russia -Georgia Conflict

2008年9月号掲載論文

ロシアの行動を認めないという観点から連帯が組織されようとしているが、これは主要な問題ではない。「そこで起きたのが何であるか、侵略戦争なのか、民族紛争なのか」をまずはっきりとさせる必要がある。(S・セスタノビッチ)

ロシア人は当時から、コソボを独立させれば、アブハジアや南オセチアでの問題を煽ることで報復すると語っていた。ワシントンはこれを口先だけの脅しにすぎないと考えていた。だが、ロシアは実際に言葉どおりの報復策をとってしまった。これは、欧米がロシアのコソボ問題への思い入れを無視し、NATO拡大策をとり、中央ヨーロッパへのミサイル防衛の配備を進めてきたことに対するモスクワの不満がいかに大きいかを軽く見ていたことを意味する。(C・クプチャン)

  • グルジア紛争は民族紛争ではなく、国境線を越えた侵略戦争だ
  • アメリカとの関係を過信したサーカシビリ
  • ロシアの意図はどこにあるか
  • 欧米はグルジアに間違ったシグナルを送ってしまったのか
  • 南オセチアとアブハジアの現実

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