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米中戦略経済対話の継続を

ヘンリー・M・ポールソン
米財務長官

A Strategic Economic Engagement

2008年9月号掲載論文

「意思決定権を持つ指導者との直接交渉ほど関係を深化させるうえで有効な手立てはないし、特に、敬意と友情を重視する中国の場合、そうした高官レベルでの接触が大きな意味を持つ。……中国がアメリカに取って代わるのではないかと心配する声もあるが、それは杞憂というものだ。真に懸念すべきは、北京が重要な改革をしないかもしれないこと、そして、北京が改革の途上で重大な経済的困難に直面するかもしれないことだ。中国経済が大きなトラブルに見舞われれば、アメリカとグローバル経済の安定も脅かされる。……米中戦略経済対話は、グローバル経済の成長を維持する戦略原則から、米中関係を再定義へと向かわせた。(この対話枠組みは)両国の政策立案者に前向きなインセンティブを与え、両国関係の基盤をたんなる協調から共同運営へと進化させ、最終的には純粋なパートナーシップとして開花させていく機会を提供している」

  • グローバル経済体制への中国のさらなる統合を
  • 中国の利益認識を把握する
  • 戦略経済対話の構造とメリット
  • 持続的成長の前提とは何か
  • エネルギーと地球温暖化問題
  • 貿易と投資の流れを維持するには
  • 重商主義路線は割に合わない
  • 米中経済関係の将来

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