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CFRインタビュー
アジア太平洋諸国は次期米大統領に
何を期待しているか

アラン・ギンジェル  ローウィー国際政策研究所所長

East Asia Worries about 2008 Democrats' Trade Rhetoric

Allan Gyngell 豪ローウィー国際政策研究所の所長。オーストラリア外務省を経て、1993年には当時のキーティング首相の外交政策顧問を務めている。

2008年4月号掲載論文

「アジア・太平洋地域は、世界的にみても、グローバル化、自由貿易の価値と意志をもっとも切実に感じている地域であり、アメリカがしだいに保護主義へと傾斜しつつあるかに見えることをわれわれは懸念している。健全で開放的なグローバル貿易システムは、アメリカの支持がなければ、その存在が危うくなる」。豪ローウィー国際政策研究所所長のアラン・ギンジェルは、民主党の大統領候補たちの保護主義的な貿易レトリックにこう懸念を表明した。
 少年期をインドネシアで過ごしたオバマであれ、ベトナム戦争期に捕虜として北ベトナムに抑留されていたマケインであれ、東南アジアを理解する人物が、米大統領になるとすれば画期的なことだ、と東南アジアが米大統領選挙に大きな関心を寄せていると指摘した同氏は、それでも、21世紀の秩序を形作る非常に重要な関係はもっと北の中国とアメリカの関係になるとコメントしている。
  聞き手は、バーナード・ガーズマン(www.cfr.orgのコンサルティング・エディター)。

  • オーストラリアの対米観は安定している
  • 次期大統領と東南アジア、中国

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