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クリストファー・ヒルが語る 対北朝鮮交渉の今後

クリストファー・ヒル 米国務次官補

Uranium Program Remains Stumbling Block

Christopher Hill 駐韓米大使を経て、2005年から東アジア・太平洋担当の国務次官補。北朝鮮の核開発問題を話し合う6者協議の米首席代表を務める。

2008年2月号掲載論文

「北朝鮮は(核開発に関する)申告をすることそのものを嫌がっているわけではない。問題は、北朝鮮が包括的で正確な申告をするのを嫌がっていることだ。われわれとしては、包括的でも正確でもない申告など受け入れる理由はないと考えている。この点をめぐって、われわれは膠着状態にある」
 対北朝鮮交渉の障害をこう描写するクリストファー・ヒル米国務次官補は、「仮にかつてウラン濃縮計画が存在し、それをやめたのであれば、これまでに何をしていたかを知る必要があるし、計画をやめたのなら、いつやめたのかも知る必要がある。この点を明快にしたい」とコメントした。
 北朝鮮の人権問題についても、アメリカとの関係正常化の条件として間違いなく対応を求めていくと語ったヒルは、「国際社会に復帰したいと考えているのなら、人権基準を守るのが絶対条件となること、つまり、(人権問題に対応すること以外に)そこに選択肢はないこと」を平壌は理解する必要があると強調した。
 聞き手は、ロバート・マクマホン(www.cfr.orgの副編集長)。

  • ウラン濃縮、核関連の輸出疑惑の情報公開を
  • 人権問題は正常化交渉で取りあげる

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