zhangyang13576997233/shutterstock.com

CFRディベート
原子力エネルギーは地球温暖化対策の切り札になるか

マイケル・マリオット 原子力情報資源サービス所長
スティーブ・ケレケス 原子力エネルギー研究所広報部シニア・ディレクター

Nuclear Power in Response to Climate Change

Michael Mariotte 原子力情報資源サービス(NIRS)所長。過去には米上下両院の公聴会で放射性廃棄物の輸送や原子力の将来性などに関する証言を行っている。
Steven Kerekes 米原子力産業の業界団体、原子力エネルギー研究所(NEI)の広報部シニア・ディレクター。

2007年11月号 掲載論文

環境保護派の多くにとって、原子力発電という言葉はいまも呪いの言葉に等しい。彼らの多くは、原子力発電所が環境に与えるダメージをいまも心配している。だがここにきて、地球温暖化対策という新しい基準が政策領域に持ち込まれたことで、環境保護の観点からも二酸化炭素を排出しない原子力発電が見直されつつある。だが、温室効果ガスを排出しないとはいえ、原子力発電には原子炉の安全性、放射性廃棄物、核拡散リスク、コストの問題がともなうと考える専門家もいる。環境をこれ以上汚染せずに、電力の必要性をいかにして満たしていくのか。それは、原子力発電なのか、それとも、同様に温室効果ガスを排出しない風力やソーラー(太陽光)エネルギーなどの再生可能エネルギーなのか。あるいは、原子力と再生可能エネルギーの組み合わせなのか。二人の専門家が議論する、エネルギーと地球環境の将来とは。

  • 原子力エネルギーは温暖化の解決策にはなり得ない
  • 原子力発電以外に道はなし
  • 再生可能エネルギーと利用効率の改善を
  • 批判に答えよう
  • 原子力発電か再生可能エネルギーかの二者択一
  • 原子力と再生可能エネルギーを組み合わせよ

この論文はSubscribers’ Onlyです。


フォーリン・アフェアーズリポート定期購読会員の方のみご覧いただけます。
会員の方は上記からログインしてください。 まだ会員でない方および購読期間が切れて3ヶ月以上経った方はこちらから購読をお申込みください。会員の方で購読期間が切れている方はこちらからご更新をお願いいたします。

なお、Subscribers' Onlyの論文は、クレジットカード決済後にご覧いただけます。リアルタイムでパスワードが発行されますので、論文データベースを直ちに閲覧いただけます。また、同一のアカウントで同時に複数の端末で閲覧することはできません。別の端末からログインがあった場合は、先にログインしていた端末では自動的にログアウトされます。

(C) Copyright 2011 by the Council on Foreign Relations, Inc., and Foreign Affairs, Japan

Page Top