Mohamed Elsayyed/shutterstock.com

穏健派ムスリム同胞団との対話を試みよ

ロバート・S・レイケン ニクソン・センター、 移民・国家安全保障プログラムディレクター
スティーブン・ブルック ニクソン・センター、リサーチアソシエート

The Moderate Muslim Brotherhood

Robert S. Leiken ニクソン・センター、移民・国家安全保障プログラムディレクター。近く出版される『ヨーロッパのイスラム教徒(Europe's Angry Muslims)』の著者。
Steven Brooke ニクソン・センター、リサーチアソシエート。

2007年6月号掲載論文

ザワヒリのようなジハード戦士たちは、ムスリム同胞団のことを、「グローバルなジハード(世界聖戦)を拒絶して、民主主義を擁護する」団体とみなし、毛嫌いしている。そうだとすれば、同胞団はまさにアメリカがイスラム世界で必要としている味方、つまりイスラム「穏健派」ではないのか。同胞団を理解する最初のステップは二つ。まずは同胞団を、急進的イスラム主義から離して考えること。次に、異なる国々で活動する同胞団系列のグループの間には、大きな違いが存在することを知ることだ。これらの多様性は、ワシントンが「同胞団」に対して是々非々のアプローチをとる必要があることを示唆している。

  • 対米対話を求める穏健派に目を向けよ
  • 同胞団は民主主義を受け入れている
  • 同胞団の内的葛藤
  • 同胞団の多様性に目を向けよ
  • ヨーロッパのイスラム教徒
  • 分割関与

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