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イランとの選択的パートナーシップを
――新しい中東の現実をふまえた問題管理策を

ゲーリー・シック コロンビア大学ガルフ2000プロジェクト エグゼクティブ・ディレクター

A Selective Partnership

Gary Sick コロンビア大学湾岸2000プロジェクトの創設者兼エグゼクティブ・ディレクター。フォード政権、カーター政権、レーガン政権で米国家安全保障会議(NSC)のメンバーを務め、イスラム革命当時のホワイトハウス・スタッフ。

2007年1月号掲載論文

アメリカとイランは、石油資源を持つペルシャ湾地域における重要なプレーヤーであり、両国の関係がどのようになるかでこの地域の命運が左右される。イランの台頭と強大化、出口の見えないイラクの混迷、そして姿を現しつつあるシーア派の三日月地帯に特徴づけられる新しい中東に対処していくにはどうすればよいのか。重要なのは、イラン問題は当面解決できず、管理していくしかないことを認識することだとレイ・タキーは言う。変化し続けるさまざまな問題をめぐって、アメリカは、イランとの選択的パートナーシップを構築する必要があるし、イランを世界経済と地域安全保障の枠組みに参加させれば、アメリカは共通の懸念についてイランと協力していく基盤を築くことができる、と同氏は指摘している。

  • 不思議の国イラン
  • イランの強硬路線と強大化の背景
  • シーア派三日月地帯と新しい地域バランス

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